アブー・ドゥラフ・モスク/ Abu Dulaf Mosque 861
アッバース朝第10代カリフ、アル・ムタワッキルによって、サーマッラーの北西部に建設された新地区(アブー・ドゥラフ)に、861年に建てられたモスク。周壁に囲まれた大きさは、213×135m。ハランに長方形の柱で支持される素晴らしい煉瓦のアーケードがある。礼拝堂は17本の身廊と5つのベイを持っおり、横軸の柱によって支持されていた。このシステムは、主身廊を強調し、エジプトやカイラワーンやマグレブの多くの多柱様式のモスクの特性となる、T型様式を形成する。

モスクの航空写真。

アブ・ドゥラフのモスクにも、マルウィヤと同様の形式のより小ぶりなミナレットがある。

アブダルフのモスクはキブラに通じる身廊を形成する16本の煉瓦のアーケードがある。


/出典:Islam vol.1 Taschen


関連サイト:
http://www.dur.ac.uk/derek.kennet/abudulaf.htm

05/10/16修正
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