アスワンの霊廟群/Aswan Tombs
エジプトの南部、アスワン市の近くにある墓地。一部が崩壊したクーポラを持つ霊廟はファーティマ朝(11世紀)の時代の葬儀の為の煉瓦建築の発展を示している。これらのモニュメントあるいはクッバの特徴はイスラム世界でしばしば天空を象徴する墓を覆うドームの多種多様さにある。いくつかにはリブがあり、いくつかは明かりが採られた開口部を持つ筒の上に半球形のクーポラが載せられている。

 
この共同墓地には、11世紀から12世紀のものであるとされる、表面を漆喰で塗られた煉瓦のキューポラを持つシーア派の一連の霊廟がある。これらの墓のドームの形状はバリエーションに富んでいる。まさにクッバデザインの宝庫である。
参考文献:/ISLAM VOL.1 ;Henri Stierlin ;Benedikt Taschen
参考図版:/ISLAM VOL.1 ;Henri Stierlin ;Benedikt Taschen

05/10/20修正
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