カラウィーイーン・モクス/Qarawiyin Mosque  857/912/933/1135/1613
モロッコ北部の内陸都市フェス(フェズ)に、857年に建設され、912年、933年と1135年に改築されたモスク。大部分は、1135年のアルモアデ朝時代のもの。カラウィーイーンは「カイラワーンから」の意であるが、カラウィーンのモスクの計画は、カイラワーンの礼拝堂と共通なものはない。中庭の端のビリオンは1613年のもので、グラナダのアルハンブラ宮殿のライオンの中庭によってインスピレーションを与えられたといわれる。

モスクのプラン:中庭には清めの泉がある。建物の不正形な形状は継続的な増築の過程と限定された区域によるものである。

モスクの鳥瞰写真。200本以上のコラムがあり、6000m2の区域を占める。キブラに平行なアーケードによる10のベイがある。

モスクの礼拝堂:アーケドは四角い柱の上に載っている。この力強いアーチの交錯のなかで、その空間は迷路のような様相を示す。

参考文献:/ISLAM VOL.1 ;Henri Stierlin ;Benedikt Taschen
参考図版:/ISLAM VOL.1 ;Henri Stierlin ;Benedikt Taschen


05/10/23修正
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