スーサのリバート/Susah Ribat
8世紀の終わり(796年以前)に建てられた、スーサのモスクの隣にある正方形の要塞、リバート。港への入港者を見張るために、当時地中海を支配していたビザンチンの海軍の船隊を追い払うために建設された。リバートの南東の隅にある高い円形の塔だけは、アグラブ朝の領主ジヤーダト・アッラー一世によって821年に建てられた。

リバ−トのプラン、正方形のローマの陣営の様に構成されている。塔によって分割された囲壁は軍用の建築であったことを示している。中庭の回廊の周りには、僧兵の小部屋がある。

アグラブ朝時代の塔。ビザンティンの侵略を防ぐ為に、見張りが、城壁の上の高い円筒状の塔の頂上から海からの侵攻を見渡していた。

参考文献:/ISLAM VOL.1 ;Henri Stierlin ;Benedikt Taschen
参考図版:/ISLAM VOL.1 ;Henri Stierlin ;Benedikt Taschen

05/10/21修正

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