ズバイダの霊廟/Zubayda Mausoleum 1185
1185年バクダットに建てられた霊廟。アッバース朝第34代カリフ、ナーシルによってアッバース朝第5代カリフ、ハルン・アッ・ラシードの妻ズバイダ(クリームちゃんという意味のアラビア語)を偲んで建てられた。サーマッラーのイマーム・ドゥルの墓(正方形の平面形であった)にインスピレーションを得たと言われるこの霊廟は、ムカルナスで飾られたキューポラに特徴がある。

ズバイダの霊廟の外観。8角形の平面形のこの建物には、9層からなる塔状の奇妙な形をした円錐の屋根が載っている。 漆喰細工が施された煉瓦で造られたスタラクタイトの頂部は、塔として霊廟の上に現れれている。キューポラの内部では、32の頂点を持つ星型をベースとしが多層の蜜蜂の巣状のニッチが見られる。

図版出典:Islam vol.1 Taschen

05/10/17
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