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比較建築研究会版:ゲルマン建築研究の為の書籍リスト 07/11/10>84
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以下の図書は全て本研究会が所蔵しているものです。但し一般人が手に入れ易い物のみを掲載し、専門機関の学術論文等は含まれていません。またおすすめ度は私の独断と偏見によるものですので、あしからず。
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整理番号 |
書籍名 |
著者 |
出版社 |
価格 |
出版年 |
おすすめ度 |
言語 |
内容 |
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01 |
SIR BANISTER FLETCHER'S A HISTORY OF ARCHITECTURE |
DAN CRUICKSHANK 編 |
ARCHITECTURAL PRESS |
8000? |
1996 |
A |
E |
第12版。世界建築大辞典。建築様式別に解説されている。 |
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02 |
MOORISH ARCHITECTURE IN ANDALUSIA |
Marianne Barrucand Achim Bednorz |
Benedikt Taschen |
3000 |
1992 |
AAA |
E |
豊富な図版と写真による、スペインのイスラム建築の解説書。(本研究会によるで翻訳あり)お勧め。 |
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03 |
THE EARLY MIDDLE AGES |
XAVIER BARRAL ALTET |
Benedikt Taschen |
3500 |
1997 |
AAA |
E |
豊富な図版と写真による、初期中世ヨーロッパ建築の解説書。シリーズの内の一巻。(本研究会による翻訳あり)廉価版で再販されている。 |
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04 |
THE ROMANESQUE |
XAVIER BARRAL ALTET |
Benedikt Taschen |
3619 |
1998 |
AAA |
E |
豊富な図版と写真による、ロマネスク建築の解説書。シリーズの内の一巻。(本研究会による翻訳あり)。廉価版で再販されている。 |
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05 |
HIGH GOTHIC |
GUNTHER BINDING |
Benedikt Taschen |
3619 |
1998 |
AAA |
E |
豊富な図版と写真による、ゴシック建築の解説書。シリーズの内の一巻(本研究会にて翻訳作業中)。1500円で再販されている。 |
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06 |
T.W. ARCHITECTURE/THE ROMAN EMPIRE |
Henri Stierlin |
Benedikt Taschen |
3500 |
1996 |
AAA |
E |
豊富な図版と写真による、初期ローマ建築の解説書。シリーズの内の一巻。(本研究会による翻訳あり) |
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07 |
Western Architecture |
R.Furneaux Jordan |
Thames and Hudson |
? |
1969 |
A |
E |
シリーズの内の一巻。 |
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08 |
The Arts in Spain |
John F. Moffitt |
Thames and Hudson |
? |
1999 |
A |
E |
シリーズの内の一巻。 |
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09 |
Greek Architecture |
Roland Martin |
Electa |
? |
1980 |
A |
E |
シリーズの内の一巻。 |
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10 |
Renaissance Architecture |
Peter Murray |
Electa |
? |
1978 |
A |
E |
シリーズの内の一巻。 |
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11 |
西洋建築様式史 |
羽生修二他共同執筆 |
美術出版社 |
2500 |
1995 |
A |
J |
一般向けに出版された西洋建築史の書。入門書としては良いカモ。内容的には最新の欧米研究書に比べると時代遅れの感は否めない。 |
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12 |
建築史 |
藤岡通夫・桐敷真次郎他 |
市ヶ谷出版社 |
2000 |
1988 |
B |
J |
やや内容が古く。図版も少ない。 |
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13 |
世界建築事典 |
ニコラウス・ペグスナー他著 鈴木博之監訳 |
鹿島出版社 |
5000? |
昭和59年 |
A |
J |
東大建築史学教室の翻訳。イスラム建築の部分の訳はイマイチであったが、流石に西洋建築史の部分の翻訳はこなれていて読みやすい。 |
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14 |
西洋建築史図集 |
日本建築学会編 |
日本建築学会 |
1600 |
昭和48年 |
BB |
J |
写真・図版が古く、印刷も悪い。改訂版では写真・文章が更新されているようだ。 |
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15 |
イスラム世界の成立と国際商業 |
家島彦一 |
岩波書店 |
3200 |
1991 |
A |
J |
イスラムの交易から文化を理解できる。卓越した視点。 |
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16 |
シチリア・神々とマフィアの島 |
竹山博英 |
朝日新聞社 |
1010 |
1985 |
B |
J |
シチリア島の歴史の概要を知るのに便利。 |
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17 |
地図でおぼえる世界史 |
鶴岡聡他 |
河合出版 |
1250 |
1994 |
B |
J |
本来は受験用のテキストであるが、歴史上の出来事を地図で表現しているため、位置を理解するのに便利。 |
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18 |
世界史 地図・年表 |
村上堅太郎他 |
山川出版社 |
460 |
昭和63年 |
BB |
J |
他地域との歴史の関連を理解するのに便利。 |
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19 |
ヨーロッパ中世 |
鯖田豊之 |
河出書房出版 |
480? |
1989 |
AA |
J |
イスラムの歴史と西欧の歴史の関係を知る手がかりとなる。読みやすい本。 |
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20 |
詳説世界史研究 |
木村靖二他編 |
山川出版 |
2500? |
1995 |
B |
J |
歴史の流れを復習するのに便利。 |
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21 |
標準高等地図 |
帝国書院編集部編 |
帝国書院 |
1500 |
平成8年 |
A |
J |
歴史的な出来事があった場所も記載されており、大変便利。 |
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22 |
ノルマン人 |
R.H.C.デービィス著 柴田忠作訳 |
刀水書房 |
2300 |
1981 |
BB |
J |
日本では数少ない一般に手に入る、ノルマン人に関する歴史書(翻訳)。シシリー島の歴史も少し。 |
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23 |
神秘の中世王国 |
高山博 |
東京大学出版会 |
2678 |
1995 |
A |
J |
日本では数少ない、イスラム・ノルマン人・神聖ローマ帝国の関係を記したシシリー王国の歴史書。 |
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24 |
カラー世界史百科 |
成瀬治 |
平凡社 |
3500 |
1985 |
AA |
J |
図版が多く、地理的関係を理解するのに便利。内容も濃い。 |
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25 |
イスラーム治下のヨーロッパ |
Ch-E.デュフルク 芝修身・芝絋子訳 |
藤原書店 |
3300 |
1997 |
A |
J |
この種の本は日本では殆ど出版されていない。熟読するにはある程度の中世スペインの歴史の知識を必要とする本。中世スペインを中心に著述されている。他地域、時代が混在されて記述されているので、注意が必要。 |
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26 |
MEDIEVAL SICILY |
The First Absolute State |
LEGAS |
1500 |
1999 |
AA |
E |
中世のシシリーの歴史の入門書。日本ではこの様な本はない。amazom.comで手に入れた。 |
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27 |
THE DECLINE AND FALL OF MEDIEVAL SICILY |
CLIFFORD R.BACKMAN |
CAMBRIDGE UNIVERSITY PRESS |
7000 |
1999 |
AA |
E |
やっと見つけたフレデリック3世に関する研究書。とてもうれしい。amazom.comで手に入れた。 |
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28 |
世界大百科事典第2版 CDROM版 |
|
平凡社 |
38000 |
1999 |
AAA |
J |
この手の辞書の中では最も詳しい。ただ図版は殆どない。 |
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29 |
中世シチリア王国 |
高山博 |
講談社現代新書 |
660 |
1999 |
A |
J |
内容は盛りだくさんなのだけれど、新書でこれを書くにはスペースが足りないのでは?次回作を期待したい。 |
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30 |
Early Medieval Architecture (Oxford History of Art) |
Roger Stalley |
Oxford University press |
1857 |
1999 |
AAA |
E |
Amazom JAPAN で購入。初期中世ヨーロッパの建築の解説書。内容もさることながら編集が素晴らしく読みやすい。初期ノルマン建築に関する記述もあり、多面的角度から考察、充実している。かつ安価。 |
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31 |
Imperial Rome and Christian Triummph (Oxford History ) |
Jas Elsner |
Oxford University press |
2029 |
1998 |
AAA |
E |
Amazom JAPAN で購入。末期ローマ帝国のキリスト教化のなかでの芸術史。最新の研究成果も盛り込まれた興味深い書籍。お勧め。 |
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32 |
Byzantine Art (Oxford History ) |
Robin Cormack |
Oxford University press |
1840 |
2000 |
AAA |
E |
Amazom JAPAN で購入。東ローマ帝国芸術の解説書。図版も多く、内容充実。建築、美術品共に記述あり。お勧め。 |
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33 |
Architecture and Ideology in Early Medieval Spain |
Jerrilynn D. Dodds |
Jerrilynn D.Dodds |
2995 |
1999 |
AA |
E |
Amazom JAPAN で購入。中世スペインの建築解説書。建築図面が多数載せられている。イスラム建築の影響を受けたキリスト教建築の解説が中心。研究者向き。 |
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34 |
Ars Sacra 800-1200 (Pelican History of Art) |
Peter Lasko |
Yale University Press |
8712 |
1999 |
A |
E |
Amazom JAPAN で購入。オットー朝美術研究の為に購入。図版多く詳しいが、建築に関する記述・図版は殆どない。 |
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35 |
Early Medieval Art : Carolingian, Ottonian, Romanesque (World of Art) |
John Beckwith |
Thames and Hudson |
1547 |
1999 |
A |
E |
Amazom JAPAN で購入。カロリング朝、オットー朝、ロマネスク美術への系譜として記述されている。美術品・建築ともに記述されている初期中世技術のオーソドックスな解説書。安価。 |
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36 |
The Gold Guides Sicily : The Complete Guide to the Island : Places of Natural Beauty, Art, Archaeology |
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Bonechi Books |
1443 |
1999 |
A |
E |
Amazom JAPAN で購入。旅行者の為のガイドブックであるが、安価な割りにはかなり詳しい。歴史的モニュメントの位置を把握するのに大変便利。地図付き。 |
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37 |
第2版ヨーロッパの歴史(欧州共通教科書) |
フレデリック・ドルーシュ 総合編集 木村尚三郎監修 |
東京出版 |
7000 |
1998 |
AA |
J |
最新の研究成果が盛り込まれた。歴史教科書の定番。多面的な視点が特徴。良書。 |
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38 |
レコンキスタの歴史 |
フィリップ コンラ/有田忠郎訳 |
白水社 |
951 |
2000 |
A |
J |
Amazon Japan で購入。詳細な歴史的事実による分析によるキリスト教圏からみたレコンキスタの経緯。比較的客観的。 |
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39 |
Venice and the East : The Impact of the Islamic World on Venetian Architecture 1100-1500 |
Deborah Howard |
YALE UNIVERSITY PRESS |
6425 |
2001 |
AAA |
E |
Amazon Japan で購入。待ち焦がれていた本がついに出版された。ベニスの建築とイスラムの建築との関係を記した一冊。その事実は以前より指摘されていたが、これほど纏まった書籍はなかった。超お勧め。 |
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40 |
The Mediaeval Builder and His Methods |
Francis B. Andrews |
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808 |
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41 |
Early Medieval Europe: The Ideal of Rome and Feudalism (A History of Architecture #10) |
Christopher Tadgell |
ellipsis |
1657 |
2001 |
A |
E |
Amazon Japan で購入。10?角程度のいわゆる豆本で、内容はオーソドックスではあるが写真・文章共にしっかりしている。主としてカロリング朝からロマネスク時代までの建築をカバーしている。通勤電車の中で読むには最適? |
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42 |
Architecture in Britain and Ireland, 600-1500 |
Lucy Archer(著), Edwin Smith(写真) |
The Harvill Press |
4933 |
2001 |
AA |
E |
Amazon Japan で購入。467ページに及ぶ、内容的に非常に充実した書籍。写真が豊富で理解を助けている。ただ全ての写真がモノクロなのが惜しまれる。カラーであればAAAとしたいところ。ノルマン人系の建築からゴシック建築への移行を研究する為に購入。 |
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43 |
西洋建築史 |
桐敷 真次郎(著) |
共立出版株式会社 |
2900 |
2001 |
B |
J |
桐敷先生の著書であるということで購入したのだが、ちょっとがっかり、教科書になるとやはりこんなものか?ハードカバーとするなら内容をもう少し充実させてほしかった。なんで日本の書籍はこんなに高価なのだろう。とはいえ選択された建築物は的確で、流石。選択された理由が分かれば一層良かったのだが、、、。建築の羅列よりそのほうがずっと重要。 |
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44 |
ラヴェンナの初期キリスト教建造物群・ルネサンス都市フェッラーラとポー川のデルタ地帯。 |
週刊ユネスコ世界遺産? |
講談社 |
560 |
2001 |
A |
J |
コンパクトに纏められている。現在の状況が分かる写真が豊富に掲載されている。またアクソメトリックによる建築物の説明は分かりやすい。 |
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45 |
ゴシックとは何か |
酒井健 |
講談社現代新書 |
680 |
2001 |
A |
J |
ちょと面白い!軽い文体で読みやすい。中世から現代まで、話しとしては共感できるが、僕はちょと違うことを考えている。 |
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46 |
Medieval Architecture in Western Europe : From A.D. 300 to 1500 |
Robert G. Calkins |
Oxford University press |
7449 |
1998 |
A |
E |
全体的に失われた建築物の復元予想形態がパースや模型で示されており、その真偽は別としても参考になる。また書籍の写真は全てモノクロであるが、CDROMがおまけでついており、カラー写真とソフトが収録されている。但しWIN98以降はサポートされておらず、私の場合インストゥールの途中で異常終了した。写真のみ取り出して別のヴィワーで見ることは可能。但し写真はスライドからコピーしたものの様でゴミが付着しておりきたない。 |
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47 |
The Construction of Gothic Cathedrals : A Study of Medieval Vault Erection |
John Fitchen |
The University of Chicago Press |
1746 |
1961/1981 |
A |
E |
ゴシック様式の大聖堂の建設工法の解説書。図解もされており、理解を助けてくれる。ゴシック建築に限らず、ヴォールトの建設工法が分かり易い図解とともに説明されている。 |
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48 |
Cathedrals and Castles : Building in the Middle Ages |
Alain Erlande-Brandenburg(著), Rosemary Stonehewer (翻訳) |
Discoveries |
1534 |
1993/1995 |
A |
E |
中世の建築物の建設の様子が、絵画や図面、写真と共に解説されている。A5変形版であるが、内容は充実している。一般向け書籍らしい。お買い得だと思う。 |
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49 |
The Norman Kingdom of Sicily /Cambridge Medieval Textbooks |
Donald Matthew |
Cambridge University press |
3611 |
1992/1998 |
A |
E |
中世シシリー王国の政治・文化の概説書。芸術関係についての説明は少ないが、それでも貴重な資料。図、写真はなく文章のみ。 |
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50 |
西ゴード王国の遺産 |
鈴木康久 |
中公新書 |
718 |
1996 |
A |
J |
この手の一般向け書籍はとても少ないので吉。資料としても重宝している。 |
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51 |
ヴァイキング |
荒 正人 |
中公新書 |
660 |
1968/1997 |
A |
J |
初版は随分昔、でもそれを補強するような類似の書籍はその後発刊されていない。ノルマン人の通史。 |
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52 |
物語 カタルーニャの歴史 |
田澤 耕 |
中公新書 |
780 |
2000 |
A |
J |
文体が軽く、カタルーニャの歴史がサクッと読める。 |
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53 |
レコンキスタ |
D.W.ローマックス著/ 林 邦夫 翻訳 |
刀水書房 |
3300 |
1996/1997 |
AA |
J |
妄信的十字軍の歴史としてではなく、イスラーム側の歴史・事情も踏まえた信頼に値する力作。翻訳版で補正された巻末の系図と地図は資料としてとてもありがたい。 |
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54 |
ナバラ王国の歴史 |
レイチェル・バード著/ 狩野美智子訳 |
彩流社 |
3800 |
1995 |
B |
J |
現在のフランスとスペインにまたがるバスク人の国家の歴史。西ゴート族時代のバスク人の西ゴート族との関係について知りたかったのだけれども、それについての記載は殆どない。824年建国の、イニゴ・アリスタ朝以降から話しが始まると思った方が良い。それ以前については申し訳程度しか記述されていない。イスラームの文化圏についても否定的で、歴史的事実も歪められて記述され、或いは意図的に省いている様に思える。参考史料のリストもない。その視点は疑問。原作者にはかなりの偏見がある。 |
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55 |
スペイン・ポルトガルを知る事典 |
− |
平凡社 |
4800 |
2001 |
A |
J |
世界大百科事典第2版と執筆者はほぼ同じ。西ゴート時代以前は、思ったほど詳しくなかった。 |
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56 |
地上の夢キリスト教帝国 |
五十嵐 修 |
講談社選書メチエ |
1500 |
2001 |
A |
J |
邦書ではある様でない、カール大帝について記された書籍。生涯をさらっと流している。 |
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57 |
Moorish Spain |
Richard Fletcher |
Phoenix Press |
2441 |
2001 |
A |
E |
Amazon Japan で購入/ペーパーバック版。ムスリム時代の中世スペインの歴史概要。図版は殆どない。 |
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58 |
Medieval Iberia |
Olivia Remie Constable/編 |
University of Pennsylvania press |
3533 |
2001 |
A |
E |
Amazon Japan で購入/ペーパーバック版/キリスト教徒、イスラム教徒(ムスリム)、ユダヤ教徒の関係から記述されている。図版は殆どない。 |
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59 |
Medieval Architecture (Oxford History of Art) |
Nicola Coldstream |
Oxford University press |
1,944 |
2002 |
A |
E |
Amazom JAPAN で購入。後期中世ヨーロッパの建築の解説書。シリーズの分類的には、本リストの30の続編。 |
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60 |
スペイン建築史 |
丹下敏明 |
相模選書 |
1500 |
1979 |
A |
J |
出版されたのが、30年近く前なので、内容的には古く、少々今となっては抵抗を感じる表現(イスラームを回教と記述するなど)もあるが、現在のところ一般向けの邦書でここまでスペインの建築が整理された本はないと思う。 |
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61 |
ロマネスクの教会堂 |
辻本敬子・ダーリング益代 |
河出書房新社 |
1800 |
2003 |
A |
J |
文章で書くと分かりにくいエレメントが立体的なアクソメ図によって図解されており分かりやすい。内容についても一般向けで所謂基本を押さえ易い。 |
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62 |
ゴシックの建築と美術 |
佐藤達生・木俣元一 |
河出書房新社 |
1800 |
2003 |
A |
J |
文章で書くと分かりにくいエレメントが立体的なアクソメ図によって図解されており分かりやすい。内容についても一般向けで所謂基本を押さえ易い。 |
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63 |
NHK人間講座/文明共存の道を求めて |
高山 博 |
日本放送出版会 |
560 |
2003 |
A |
J |
NHK人間講座の放送テキスト。中世シシリーのノルマン王国を分かりやすく纏めてある。その時代の地中海世界から現代を見るのが番組のテーマ。 |
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64 |
ゴシック建築とスコラ学 |
アーウィン・パノフスキー著/ 前川道郎訳 |
ちくま学芸文庫 |
1000 |
2001 |
A |
J |
ゴシック建築研究大家、前川道郎氏によって翻訳された一冊。ゴシック建築はスコラ哲学によって造られた訳ではないが、そこには示し合わせた様な奇妙な同時代性が存在する。 |
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65 |
イスラム・スペイン千一夜 |
小西章子 |
中央公論社 |
1600 |
1995 |
BBB |
J |
初めてスペインイスラム史に接する為の入門書的な一冊。 |
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66 |
アラブとしてのスペイン |
余部福三 |
第三書館 |
2500 |
1992 |
A |
J |
アンダルシアのイスラム時代の繁栄を都市別に記述している。 |
|
67 |
西洋中世史料集 |
ヨーロッパ中世史研究会編 |
東京大学出版会 |
3200 |
2000 |
AA |
J |
中世史について記述された書籍に引用文として度々登場する、文書史料を集めたもの。便利。 |
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68 |
十二世紀ルネサンス |
ハスキンズ著/野口洋二訳 |
創文社 |
6000 |
1985 |
A |
J |
イスラム文化が頂点に達した12世紀はヨーロッパでは萌芽の時代であった、、、。近年の中世史では必ずといって良いほど引用されている文献。 |
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69 |
十二世紀ルネサンス |
伊東俊太郎著 |
岩波書店 |
2400 |
1993 |
AA |
J |
高山博氏などが、お勧めの書として紹介している一冊。講義録を纏めた書籍で、専門外にとっては、とても分かりやすい語り口となっている。絶版(2003/11現在) |
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70 |
神聖ローマ帝国 |
菊池良生 |
講談社現代新書 |
720 |
2003 |
A |
J |
邦書でありそうでなかった神聖ローマ帝国の歴史に関する入門書。シシリーのフリードリッヒ二世に関しても多くの頁が割かれている。視点も新しい。好書。 |
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71 |
新書ヨーロッパ史中世編 |
堀越孝一 |
講談社現代新書 |
780 |
2003 |
BB |
J |
|
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72 |
建築講話 |
ヴィオレ=ル=デュック著 飯田喜四郎訳 |
中央公論美術出版 |
22000 |
1986 |
AA |
J |
学生時代に購入した書籍なのだが、やっと関係書として記載できる状態になった。ヴィオレ=ル=デュックは考古学的修復者としては問題があるが、建築家としは超一流、天才。 |
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73 |
修道院 |
今野国雄 |
岩波新書 |
600 |
1981 |
A |
J |
絶版。アマゾンで古本購入。 |
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74 |
修道院 |
朝倉文市 |
講談社現代新書 |
650 |
1995 |
A |
J |
絶版。アマゾンで古本購入。 |
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75 |
ラングドックの歴史 |
エマニュエル ル・ロワ・ラデュリ |
白水社 |
999 |
1994/08 |
BB |
J |
肝心の中世の侵略を受けた時代とその影響については殆ど記述されていない。 |
|
76 |
修道院にみるヨーロッパの心 |
朝倉 文市 |
山川出版社 |
765 |
1996/04 |
A |
J |
講談社現代新書の修道院を纏めた感じの書籍でほぼ同じ内容。 |
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77 |
中世ヨーロッパ |
堀越孝一/三浦一郎 |
教養文庫 |
560 |
1974/07 |
A |
J |
世界の歴史5/章立ては、古代ローマ末期、ローマ帝国の崩壊の有様から始まる。少数派支配層となったゲルマン民族がローマ帝国に対する心情が記述されていて興味深い。ヨーロッパはゲルマン人のローマ帝国への憧憬とコンプレックスから誕生したのかもしれない。読みやすい文章であるが、中世の社会変移の鍵となった事件を捕らえる筆者の視点が明確。 |
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78 |
中世ヨーロッパの歴史 |
堀越孝一 |
講談社 |
1350 |
2003 |
A |
J |
教養文庫中世ヨーロッパと同著者。それに近年の傾向を追記した感じ。スペインや南フランスをもう少し詳しく記述して欲しかったが、文庫では無理か。
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79 |
ヨーロッパ覇権以前(上) |
ジャネット・L・アブー=ルゴド |
岩波書店 |
2800 |
2001 |
A |
J |
佐藤次高、高山博、三浦徹など著名なイスラム史に詳しい学者にによる翻訳書。13世紀の世界交易圏とそのルーツについて記述されているが、著者も語っているように、8-12世紀のスペインと南フランスの交易圏については殆ど記述されていない。残念な書。この部分について書かれる書物がないのは、史料がないのか?敢えて書かないのか?研究者の怠慢か?誰か教えて欲しい。 |
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80 |
古代地中海世界の統一と変容 |
歴史学研究会編 |
青木書店 |
2800 |
2000 |
A |
J |
地中海世界史1 |
|
81 |
ネットワークのなかの地中海
|
歴史学研究会編 |
青木書店 |
2800 |
1999 |
A |
J |
地中海世界史3 |
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82 |
世界史総合図録
|
成瀬治、佐藤次高、木村靖二、岸本善緒 |
山川出版社 |
2800 |
1994 |
AA |
J |
近年の研究が取り込まれた図集。便利です。 |
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83 |
寛容の文化 |
マリア・ロサ・メノカル/足立孝訳 |
名古屋大学出版会 |
3800 |
2005 |
A |
J |
今、特に興味がある中世スペインについて記述されている。が、特に目新しい情報はなかった。入門書としては、基本的な説明がなく、専門書としては物足りない。個人的には一般人向けの書籍であるせいか、肝心のもっと知りたい部分がぼやかされて記述されているような、、、。言葉の端々に気になるところもあるが、、、。著者の間違いか誤訳と思われるところも少し。原著を買って確認することにしよう。 |
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84 |
ヨーロッパ世界の誕生 マホメットとシャルルマーニュー
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アンリ・ピレンヌ/増田四郎監修 中村宏・佐々木克己訳 |
創文社 |
1500 |
1960 |
A |
J |
以前より読んでみたかった本を偶然古本屋で見つける。400円均一で売られていた。ラッキー。復刻版は5000円で販売されている様だ。中世の歴史の古典的名著。僕が求めている視点と類似している。 |
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