Creator建築家の視点からの建築史

messageとしての建築

 我々建築家は建築をメッセージとして受け取る。例えそれが何百年を経過していようと、異国の建築であろうと、時間と空間を超えて。

我々は音楽を享受するように、建築を味わう。

 光・影・volume、proportion、texture、etc.、にCreator建築家の感性、喜び、苦しみを感じる。

時間・空間を超えて建築が語りかけるのを聞く。

 そうして建築は常に我等と共にある。

建築・Creator建築家を深く知る為に、建築史を探る。そして文学を享受するように、建築を読み込み理解する。

 如何なる建築家であろうと、自らが置かれた世界と無縁ではいられない。Creation建築の創造主であるCreator建築家、彼もまた時代の創造物。建築家は孤独ではいられない。

そうして建築は時代と共にある。

建築との対話

 Creator建築家の関心事は、建築(作品)の創造過程。

Creator建築家が何を思い、感化されたのか、建築家の内面を創造したその生活環境・社会構造はどうであったのか?Creator建築家は建築と対話する。

 建築を知り創造過程をreliveすることにより、その行為により、いつでもmessage建築は現代に、時間と空間を超え建築家の内面に甦る。

inspire!そしてsynchronicity共振。

 そして再び創造は始まる。

建築史の意義

 建築史は常にCreator建築家のもとに帰さねばならない。建築史は過去でありながら未来でもある。

 過去を検証し、その成果がCreator建築家を鼓舞する、そうして、同時に未来は創造される。

 建築史は常に創造と結びつかねばならない。

 Creator建築家に夢と希望を与える、それが建築史の最も崇高な意義。

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