アクサー・モスク /Jami al‐Aqsa  707-
エルサレムの聖域、ハラム・アッ・シャリーフ(高貴なる聖域)の南西端に位置するモスク。ウマイヤ朝時代、707年にカリフ、ワリード一世によって建造され、以後、改築・補修を重ねた為、当初のものとしてはアーケードが残っているにすぎず、初期の様相は、はっきり分かってはいない。現在のモスクは、1345‐50年(マムルーク朝時代)に再建されたもの。ミフラーブを主軸とする側廊とミフラーブ前方のドームキブラ壁に平行する列柱など全体の構成はウマイヤ・モスクのそれに類似している。

岩のドームの南側に位置する。そのモスクは幾度も完全に破壊され、再建された。原型の建物の残存部分は、ミフラブの前の、上にキューポラがある翼廊だけである。/図版出典:Islam vol.1 Taschen
現在のアクサーモスクの平面図。図版出典:Islam vol.1 Taschen

05/05/26
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