ワリード[1世] /Walid  (670?‐715)
ウマイヤ朝第6代カリフ。在位705‐715年。父アブド・アルマリクと同じく帝国のアラブ化と拡大に努めたので内政は安定し、領域は西はイベリア半島から東は中央アジアにまで及んだ。彼の治世にウマイヤ朝は極盛期を迎える。彼の治世に、西方カイラワーンの総督ムーサの軍はイベリア半島に攻め入り西ゴート王国を滅ぼし、その都をとり、ピレネー山脈に達した。

建築
メッカのカーバとメディナの預言者のモスクを増築する一方で、ダマスクスにある洗礼者ヨハネの教会を買収しウマイヤ・モスクとして増改築した。また離宮クサイル・アムラは彼が建てさせたと推測され、
カスル・ハラナは彼の治世に建設されたと考えられている。


05/10/13修正
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