ちょっと似すぎpart6
今回は、これもどうしても気になっていたアミアンの大聖堂。西側ファサードのエントランスポーチのアーチに付けられたトレーサリー状の装飾物。一瞥して、スペインのサラゴサのアルハフェリアを思い起こす。アミアンのものは、ポインテッドアーチに付けられた装飾物、サラゴサのものは多弁アーチがポインテッドアーチ状に構造的に展開している。別物なのだけれど、ゲートを飾るという意味においては全くコンセプトが同じ使われ方をしている。特異な形態だと思うのだけれど、、、なにか唐突に出現した様な、、、、、。???出所不明のモティーフではある。 尚、この多弁アーチは、イスラム北アフリカでは数多く見られる(下写真)。 続く、、、、→ちょっと似すぎ!? part12 。
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アミアン大聖堂の西側のエントランスポーチのアーチ(13世紀中頃) |
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サラゴサのアルハフェリアの北側エントランス(11世紀後半頃)/図版出典:MOORISH ARCHITECTURE IN ANDALUSIA TASCHEN |
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モロッコのマラケシュの「書店のモスク」の多弁アーチ(12世紀中頃)/図版出典:Islam vol.1 Taschen |
05/06/01
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