総督時代 711-756 |
1 |
711-715 |
アブド・アル・アジズ
Abd-Al-Aziz-Ben-Muza-Assama |
アンダルシアを征服したムーサ・ブン・ヌサイルの息子。
ロデリックの妻エヒロナと結婚し西ゴート王となる。セビーリャに総督府を置く。
西ゴート時代の体制を温存し、被征服民の支持を得ようとする。715年、アイユーブにより暗殺。 |
2 |
715 |
アイユーブ |
アンダルシアを征服したムーサ・ブン・ヌサイルの甥。 |
3 |
715-718 |
フッル(アル・ウル) |
マグリブの総督が400人のアラブ人と共に派遣。総督府をセビーリャからコルドバに移す。聖ヴィンセント教会の半分を接収、マスジド(モスク)として利用する。アラビア語とラテン語のバイリンガルの金貨を発行。 |
4 |
718-721 |
サムフ(アル・サム) |
ダマスクスのカリフ、ウマル2世が直接任命。少数のアラブ人と共に派遣。720年に、グアダルキビル川の石橋の改修。くじ引きによってムスリムの共有地フムスをアラブとベルベル人に分配→アル・アンダルスの語源? |
5 |
721-725 |
アンバサ |
カルブ族。マグリブの総督が派遣。フランク族を攻めるが敗退。スペインを平定し、キリスト教徒の税を倍増。 |
6 |
725-728 |
ヤフヤー・イブン・サラマ(ヤーヤ) |
カルブ族。マグリブの総督が派遣。キリスト教徒を保護し、財産返却。 |
7 |
728-731 |
? |
マグリブの総督が派遣? |
8 |
731-732 |
A・アッラフマーン・アッガーフィキー
Abd-Al-Rahman-Al-Gafequi |
ヤマン系ガーフィク族。バラディーユーン。マグリブの総督が任命。トゥール・ポァティエの戦いで敗退。 |
9 |
732-737 |
アブド・アル・マリク・イブン・カタン
Abd-Al-Malik-Ben-Katan |
クライシュ族。バラディーユーン。バラディーユーンが擁立。原住民の支配層の搾取、マグリブへの税の送付を拒否。 |
10 |
737-741 |
ウクバ・イブヌル・ハッジャージ |
マグリブの総督が派遣。バラディーユーンを抑え、税増収、搾取抑制、原住民には西ゴート法のみを適用する。カール・マルテルに反撃すべくサラゴサに進撃するも、バラディーユーンにより拘束。質素で質実剛健の人。 |
11 |
741-? |
アブド・アル・マリク・イブン・カタン(再任)
Abd-Al-Malik-Ben-Katan |
バラディーユーンが再擁立。741年頃におこったベルベル族の叛乱に対抗し、シリア・エジプト軍の援軍要請。その後イブン・カタンは彼らとの抗争で敗北、処刑される、90歳。シリア・エジプト軍のアラブ8000人とマワーリー2000がシャミーユーン(シリア人)と呼ばれることになる。 |
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?-743 |
? |
空位? |
12 |
743-745 |
アブル・ハッタール |
カルブ族。マグリブの総督が派遣。バラディーユーンとシャミーユーンの和解に努める。 |
13 |
745-746 |
パレスティナ軍団のジュザーム族の一員? |
カイス系キラーブ族の有力者、シャミーユーン、スマイルが任命。 |
14 |
746(7)-756 |
ユースフ・イブン・アブディラフマーン
Yusuf-Ben-Abd-Al-Rahman-Al-Fihri
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クライシュ族。カイス系?バラディーユーン。スマイルが任命。アッバース朝には忠誠を誓わなかった。アブド・アッラフマーン1世と抗争、殺害される。 |
エミール国 756-912 (ウマイヤ家の支配) |
1 |
756-788 |
アブド・アッラフマーン1世 |
聖ヴィンセント教会の全てを買収し、コルドバ・モスク(メスキータ)を建造する。モスクの西隣にあった総督官邸を改造し宮殿とする、これがアルカスル(アルカサル)と呼ばれる。これとは別にコルドバの郊外の邸宅を購入し、シリア風にに改造、これをルサーファ宮殿と名付ける。 |
2 |
788-796 |
ヒシャーム1世 |
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3 |
796-822 |
ハカム1世 |
805年アルカンタラの戦い、圧政の為、コルドバのラバト(郊外)の市民の大蜂起→ハカム1世市民の追放→イドリース朝下のモロッコのフェスに逃れる
→アンダルシア技術・文化の伝播。 |
4 |
822-852 |
アブド・アッラフマーン2世 |
コルドバ・モスクの拡張。アルカスルの敷地内に新宮殿を建設(ガラス張りのベランダを持つ)。 |
5 |
852-886 |
ムハンマド1世 |
ルサーファ宮殿の大規模な拡張、コルドバの西郊にキントゥシュ離宮を建設する。 |
6 |
886-888 |
ムンジル |
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7 |
888-912 |
アブド・アッラーフ |
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カリフ国 912-1031 (ウマイヤ家の最盛期を迎えるが、ヒシャーム二世以後(976年-)は実質的に傀儡となる) |
8 |
912-961 |
アブド・アッラフマーン3世 |
マディナ・アルザフラ宮殿の建設。 |
9 |
961-976 |
ハカム2世 |
コルドバ・モスクの拡張。 |
傀儡政権時代 |
10 |
976-1009 |
ヒシャーム2世 |
10/14代エミール |
11 |
1009 |
ムハンマド2世 |
11/13代エミール |
12 |
1010 |
スライマーン |
12/15代エミール |
13 |
1010 |
ムハンマド2世(再任) |
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14 |
1010-1013 |
ヒシャーム2世(再任) |
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15 |
1013-1016 |
スライマーン |
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16 |
1016-1018 |
アリー・イブン・ハンムード |
ハンムード家 |
17 |
1018 |
A ・アッラフマーン4世 |
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18 |
1018-1021 |
カーシム |
18/20代エミール |
19 |
1021-1022 |
ヤフヤ |
19/23代エミール/ハンムード家 |
20 |
1022-1023 |
カーシム(再任) |
ハンムード家 |
21 |
1023-1024 |
A ・アッラフマーン5世 |
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22 |
1024-1025 |
ムハンマド3世 |
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23 |
1025-1027 |
ヤフヤ(再任) |
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24 |
1027-1031 |
ヒシャーム3世 |
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