ルスタム朝 /Rustam /777‐909年

アルジェリア西部にハワーリジュ派の一派イバード派が建てた王朝。777‐909年。首都はターハルト(ティーハルト)。ペルシア人のイブン・ルスタムIbn Rustam(在位777‐784)はベルベルの信者の支持を得、777年に北アフリカのイバード派教徒の唯一のイマームと認められた。ターハルトはサハラ縦断のキャラバン・ルート上にあり、商工業が栄え、また各地から学者が来住した。この王朝は、厳格な教義のもとに禁欲主義的・清教主義的な社会であったといわれる。イドリース朝アグラブ朝と敵対したが、スペインの後ウマイヤ朝と友好関係を保った。内乱と軍事力の低下のためファーティマ朝に滅ぼされた。


05/10/14
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